トランクひとつで暮らす(準備編)

片づけ・断捨離をはじめて、身軽でコンパクトな生活へ。の準備記録。

「親家片(おやかた)」はひとまず諦めよう、と思った時に出合った本で、少し希望が持てるようになったこと。


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「親家片(おやかた)」という言葉を知ったのはわりと最近のことです。「親家片=親の家を片づけること」だそう。

なるほど。こんな言葉が生まれるくらい、親の家を片づけるということに関心があり、困ったり悩んでいる人が世の中に多く存在している、ということに改めて気づかされます。

 

親の家の片づけに関する著書が多数あることは知っていましたが、 『親の家を片づける』 という本の出版社のサイトを見て、はじめて「親家片(おやかた)」という造語を知ることに。

 

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◆「親家片」をひとまず諦めようと思った理由

こんまりさんの片づけ方法 を実践し、紆余曲折ありつつも、この秋になんとか自分の「片づけ祭り」は終えることができました。

・第2回、片づけ祭り♪ スタート : 前回より時間をかけさらにコンパクトに。

・第2回片づけ祭り : 4月の計画(衣類・本類)

 

自分の片づけがひと区切りついたことで、以前からうっすらと気に掛かっていた親の家の片づけのことも再び考えるように。けれど、これまでの経験上、親に片づけをしてもらうのはかなり難しいとわかっていたので、自分の中では一旦諦める覚悟も必要だという方向に気持ちが固まりつつありました。

というもの、

・これまでに機会を作り何度となく片づけを手伝ったが、なぜかまた元に戻っていた。

・片づけブームや片づけ本のことを、さりげなく話したり時に力説してみたりしたが興味を持ってもらえない。

・根本的に部屋を片づけたいと思っていない。

・家の中のモノが多いとは思っていない。

、、等々があげられるからです。基本的に自分たち(親)がいなくなったら捨てて、というほぼ何も片づける気配のない状態。。余計な摩擦や不毛な疲れも避けたいので、あれこれ言わず現状では諦めるのが一番よいのかもしれないと。

 

こんまりさんの本にも書かれていたと思いますが、片づけたいと思っていない人に片づけてもらうことはできない、ということを実感します。。(どんな事でも、本人の意志がない限り物事は動かないのだなと。)

 

親の家は確かにどこの地方にもありがちな家とモノの量なのかもしれませんが、冷静に見てみると、使わないモノたちであふれたごちゃごちゃ感は否めません。安全面でも心配です。

(高い位置にモノが多く、箪笥の上にいくつものガムテープや大きなハサミが入ったカゴがあるのを見たときは焦りました。何かのはずみで頭上から落ちてくればまさに凶器。。)

 

もし親がそれなりに元気で長く生きることができるなら、それはありがたいこと。そのことは一方で、自分も高齢になっていることを意味し、その頃自分がどこにいて親の家を片づける体力は残されているのか、そもそも自分が生きているのか等々、現実的なことを踏まえると、親がある程度の年齢になったら片づけに前向きに取り組んでおく方が賢明です。

 

何かあれば最終的には専門業者さんにお願いすることになるけれど、仕分けもしないまま丸投げするわけにはいかないので。。(早めに宿題を片づけて、あとの人生の時間をそれぞれが有効に使える方が双方幸せなはず)

 

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◆きっかけは携帯のメモ

いつかは向き合うこととはいえ、親の家の片づけを気に病んでばかりもいられない、、。親家片はもう諦めて、その必要に迫られた時に覚悟を持って片づけよう。そんなことをひそかに思っていたところ、こちらの本を知りました。

『片づけなきゃ親の家 片づけたい自分の家』

 

まだ読んでいる途中ですが、読みながら少しずつ希望が持ててきて、時間はかかるけれど、親にとって安全でより快適な空間を作れるのでは、と思えるようになってきました。

 

きっかけは携帯のメモを見つけたこと。普段は手帳にメモをしますが、たまに携帯電話のメモ帳を使うことも。先日、なにげなく携帯のメモを見返していたら、「整理収納アドバイザー杉之原冨士子さん」の文字が並んでいました。自分がメモしたらしい日付は約2年前。確か知人から聞いてメモをした気がしますが、そのまますっかり忘れていたのです。そのお名前をネットで調べ、この本を知ることに。

 

著者の杉之原さんは、引越し業の経験から現場で片づけに悩む人々を目の当たりにすることに。整理収納の重要性を痛感し、整理収納アドバイザー、遺品整理士等の資格を取得、ご自身で会社も立ち上げています。

 


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◆「捨てなくてもよい片づけ」が安心感をもたらす 

著者は、「捨てない」片づけを提案しています。

・「どうしても捨てられないモノ」は、段ボールに分けて梱包し、使っていない部屋や納戸、屋根裏、物置などに保管しておくのです。

 

シニア世代の多くは、モノが捨てられないことがネックとなり、片づけが止まってしまうようです。多くの片づけ本が、概ね「捨てる」ことを前提としていて、私自身もそれを当然と思い、とにかく捨てる片づけを実践しました。

 

けれど、著者の言うとおり「親の家」「自分の家」「シニア世代」「若い世代」、それぞれの片づけのやり方は異なって当然なのです。年代も生きてきた時代背景も考え方も違うのだから、片づけ方が違っても当たり前なのに、私も無意識のうちに、自分が実践した片づけ方法を親の家にも持ち込もうとして、何も進まないことにひとりやきもきしていました。

 

「モノを捨てられない」ことをマイナスとして捉えていましたが、親世代はモノが増えることで幸せを体験してきた世代でもある。。本人たちにとって精神的ダメージになるようなモノの捨て方をすることなく、うまく「保管する」を選択することで解決できることは案外多いのかもしれない、と思えるように。

 

無理に捨てることをお願いするのではなく、とっておけばよい、と思えるだけで、今後の親の家の片づけに対する気持ちの重さがいくらかでも軽減される気がします。自分にとってのポイントとなる引用をいくつか。

・「今の暮らしに必要なモノ」と「どうしても捨てられないモノ」に仕分けをし、それ以外のモノを処分するだけでも、スペースに余裕が生まれることもあります。

 

・捨てられないモノは分けて保管しておくメリットは、大きく三つあります。

一つめは、シニア世代の方の心の中に、安心感が生まれることです。(中略~見たいときにはいつでも取り出せる。)

二つめは、捨てなければならないというプレッシャーから解放されることです。

三つめのメリットは、このような仕分けをしておくと、万一、本人が亡くなられたときにも、残された家族の遺品整理の負担を軽くすることができることです。

 

・私たちが目指す片づけのゴールは、まずは「安心して暮らせる安全な部屋」にすることなのです。

 

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「親家片」に時間はかかるもの。今諦めることなく、「捨てない片づけ」を試してみれば、また新しい変化も見つけられるかもしれない、と明るい気持ちになれました。

 

親の反応も気掛かりではあるけれど。ひそかに「親家片」対策を練りつつ、不定期でわずかな時間でもいいからできるときに少し試してみよう、今はそんなふうに思っています。